更衣室やトイレの洗面所の設備が整っていない際のデメリット
工場や倉庫の設備を考える際、機器の種類、動線確保、レイアウトなどについて頭を悩ませる人は少なくありません。こういった業務に直接関連するポイントに比べて見落としやすく、しかし忘れてはいけないのが更衣室やトイレの洗面所などの環境です。更衣室やトイレの洗面所は毎日利用する設備です。更衣室やトイレの洗面所の設備が整っていない場合、様々なデメリットを生んでしまう可能性があります。
更衣室
制服がある工場では、毎日着替える場所にもなる更衣室の設備が整っていないと、モチベーションの低下繋がりかねません。
熱が発生する工場内では、作業の後は汗だくです。ただロッカーの並んだだけの狭い更衣室では、汗だくで仕事を終えて、帰宅するためにそのまま電車や車に乗ることも…。これでは社員にとって快適な職場とは言えません。
トイレの洗面所
工場作業着では帽子をかぶる事もありますが、作業後には髪が乱れます。女性スタッフは化粧も落ち、アフターファイブにお出かけ!というテンションにはなかなかなりません。社員のモチベーションが上がらないだけではなく、新規雇用促進にも繋がりづらいでしょう。
汗だくで身だしなみも整えられないまま家と工場を往復する、そんな単純なライフスタイルをスタッフは強いられていませんか?
不衛生な職場で起こりうるトラブル
不衛生な状態の職場で働く事には様々なトラブルを引き起こすリスクがあります。
健康への悪影響
工場の空気が悪いとぜんそくやアレルギーなどに影響が出る可能性があります。人によっては不衛生な工場にいると咳が止まらなかったり、花粉症や喘息が悪化したりといった例もあります。
従業員の長く働く意欲がなくなる
汚い工場ではどうしても働く従業員の意欲が低下し、長く働くことができない場合があります。長期間働く事を考えると清潔な工場で働きたいと考える人は多いはずです。人材確保のためにも従業員の意欲は重要なものです。
思わぬ事故に繋がる可能性がある
乱雑だったり意欲をさげてしまう様な職場環境では集中力も削がれるため、人為的な事故も起こり得ます。工場では機械など危険と隣り合わせの仕事も少なくないため、思わぬ事故に繋がりかねません。
近隣施設とのトラブルを引き起こす可能性がある
トイレの洗面所や更衣室において、設備や衛生面が十分じゃない場合、従業員は近隣の施設の洗面所やトイレを使う様になる可能性があります。一般のお客さんも利用する中で、他施設の洗面所やトイレを占領するような状況になってしまえばトラブルになりかねません。
更衣室やトイレの洗面所の設備リニューアルについて
シャワールーム
従業員が工場作業で汗をかいた時、1日の終わりに汗を流しリフレッシュして帰宅する事ができます。
パウダールーム
女性の従業員が多いもしくは女性従業員の雇用を促進したい場合は、エステや美容室のような広々としてオシャレなパウダールームもいかがでしょうか。
休憩スペース
更衣室を、着替えに必要な最低限の広さで抑えるのではなく、物理的な余裕を持った広さにしてゆったりと着替えが出来たり、ゆっくり休めるスペースを設ける事を検討してみてはいかがでしょうか。
空調設備
作業スペースはもちろんですが、トイレや更衣室も従業員が毎日利用する施設の一つです。そのため、こういったスペースにも空調設備があると、従業員にとって快適な職場となるでしょう。
更衣室やトイレの洗面所の設備リニューアルで期待できる改善効果・メリット
工場・倉庫内環境だけでなく更衣室や洗面所などの環境整備は従業員のモチベーション向上に直結します。工場内で作業する従業員の意欲次第で仕事の効率も変わってくるでしょう。更衣室やトイレ、洗面所が快適な空間になれば、従業員同士の会話も弾み、きれいさっぱり身も心もリフレッシュした後は、イキイキとアフターファイブを過ごせます。スタッフが心のゆとりをもって製品造りに専念できる、働く人に優しい工場にする事ができ、このような効果は雇用にも良い影響を与えます。
またトイレや更衣室を一般の方やお客様も利用する場合、企業のイメージを左右する要因になる事はもちろん、その工場で生産する物のイメージも左右します。
従業員の満足度を上げる事は、労働力確保の課題を解決していくうえで重要なキーワードになってきます。目先のコストに捉われず、従業員満足度を上げるための設備投資をしてみませんか?
工場・倉庫の更衣室やトイレの洗面所の設備リニューアルについてお気軽にご相談ください
今工場・倉庫においても更衣室やトイレの洗面所など、従業員の快適性に繋がるような設備に関心を持つ人は、雇用者・被雇用者問わず多くいます。弊社では建築、設備、レイアウトのコーディネート等専門のスタッフがいる事はもちろん、過去の工場・倉庫建設の実績から様々なアドバイスが可能です。従業員のモチベーションの上がる設備を、ぜひ一緒に考えてみませんか?