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■『ファクトリア』お客様に聞く – 大洋電熱

大洋電熱株式会社 代表取締役 天河 弘典氏(中央)・常務取締役 総務部長 天河 真介氏(右)・常務取締役 工場長 三阪 昇氏(左)に、新工場の建設をタカヤに依頼した経緯とそのご感想についてお聞きしました。

(大洋電熱株式会社について)

昭和32年創業。4代にわたり工業用ヒーター全般の設計、製造を手がけ、着実に業績を拡大してきました。長い歴史で蓄積した技術力を活かし、顧客の細かな要望にも柔軟に対応。また、従業員にとって働きやすい環境の整備にも力を入れています。

(※ この事例に記述した数字・事実はすべて、事例取材当時に発表されていた事実に基づきます。数字の一部は概数、およその数で記述しています)

■ 工場の老朽化と事業拡大を機に移転を検討。作業効率や労働環境にも課題があった

− 御社は昭和32年創業と、非常に歴史がある企業ですね。

天河 弘典氏:私が社長として会社を継いで4代目になります。台東区の駒形で創業して、それから亀戸、向島、入谷と移転を繰り返し、綾瀬に旧工場を移したのが昭和39年のこと。当時の綾瀬は一面田んぼが広がるのどかな環境でした。

− 今回、6度目の移転を考えた理由とは?

天河 弘典氏:旧工場を建ててから60年近く経ち、建物の老朽化が進んでいたことと、事業規模の拡大に伴って従業員数や設備も増え、手狭になっていたことが理由です。途中からは事務所を作業スペースにして、道を挟んで向かいにある私の自宅の一部を事務所として使うようになりましたが、さらにそれでも足りなくなり、食堂も作業スペースにしてしまいました。その結果、連続する作業を別の部屋に移動して行わなければならないこともあり、 仕事が非効率になっていました。一方で、粉塵や騒音を伴うような「部屋を分けるべき作業」を一つの空間で行うケースもあったので、旧工場ではコロナ以前からマスク着用が当たり前という状態。従業員の働きやすさや安全性などの面でも課題を感じていました。

天河 真介氏:旧工場を建てたときとは時代も変わり、今や綾瀬周辺は住宅地で工場の建て替えや建て増しができないエリアです。そのため、移転に向けて半径10キロ圏内で土地を探し、2年ほどかけてようやく現在の場所に出会うことができました。

■ 提案段階で設計図を見た瞬間「これだ」と確信。ファクトリアを選んだ理由

− 土地の契約や工場の施工業者選定の流れについて教えてください。

天河 真介氏:土地を見つけてから、土地の契約前に施工業者を探し始め、タカヤさんに問い合わせをしたのが2021年の10月です。その後、2022年4月にタカヤさんとの契約と同時に土地も購入し、すでにあった別の建物を解体してから工場を新設するという流れでした。

− タカヤのファクトリアを選んだ理由をお聞かせください。

天河 弘典氏:はじめは総務部長がネット検索をしてタカヤさんを知りました。ファクトリアのホームページに掲載されている施工事例を見て、第一印象で「いいな」と思いましたね。そのなかでも特に日本テクノロジーソリューションさんの建物を総務部長が気に入り「こんな工場を建てたい!」と、問い合わせをしました。他にも2社にお声がけしてそれぞれからプレゼンをしていただきましたが、提案内容はタカヤさんが頭一つ抜けていて、幹部全員、満場一致でファクトリアを選びました。

天河 真介氏:他の2社に提案いただいた設計では、実際に工場としての稼働を想定したとき、動線やスペースの区切り方など、各所で「現実的ではない・無理がある」と感じるポイントがありました。仮にその提案で進めるとなると、こちらが設計の妥当性をチェックして設計士の方にフィードバックし、詰めていく必要があったでしょう。そんななか、タカヤさんの設計は提案の段階から、私たちの作業工程を理解したきめ細やかな配慮があり、すでに完成されていました。最初の一歩から理想に近く、施工後の快適な作業環境をイメージできたので、安心してタカヤさんを指名できました。

三阪 昇氏:私も、設計図を見たときに、もう「これだ!」と思いましたね。各社に提案を依頼する際「床面積が旧工場の2倍以上」という条件を提示しましたが、それを満たしていたのはファクトリアだけです。建設地には他の建物が隣接しているので日影制限もあり、厳しい条件であることは理解していました。他社さんの図面は、ただ日影曲線に合わせて壁面を斜めにした4階建という画一的なものでしたが、そんななかタカヤさんは唯一5階建で、日影制限の基準をクリアしながら床面積も確保した思いもよらぬ提案でした。

■ 従業員が心待ちにした新工場完成!職場が笑顔生まれる場所に

− 2023年の8月に竣工して10ヶ月ほど経ちましたが、新工場に対するご感想をお聞かせください。

天河 真介氏:まずは外観ですが、白と黒のコントラストが効いたスタイリッシュなデザインがとても気に入っています。5階建の縦長なつくりなので、そのままだとビルのような印象になってしまいますが、その解決策として前面に2階部分まで黒の化粧壁をあしらっていただきました。センスの良い車屋さんのガレージのような見た目で、前を通るときに足を止める人もちらほらいて、会社のPRにも繋がっていると思います。

− 機能性に関してはいかがでしょうか?

三阪 昇氏:各フロアで用途を分けて使っています。

まず、1階は重機を配置した作業フロア。乾燥炉や電気炉、その他音や粉塵の出るマシンは部屋を分けて設置することで快適性を確保しています。

そして2階は組立や溶接、検査、梱包、巻線といった工程を行う作業フロア。ワンフロアでスペースを広く確保したことで、作業効率も大幅に向上しました。

3階は事務室や会議室、社長室、喫煙ルームがあるオフィスエリア。作業フロアとは異なるスタイリッシュな内観で作業音も聞こえず、事務作業や来客対応に集中できます。

そして4階は食堂です。暖色系の照明と、木の温もりが感じられる内装は心が安らぐ従業員の憩いの場所。工場でありながら機能だけでなくこれほど素敵な空間を実現できるのは、設計士とは別で専任のインテリアコーディネーターがいるタカヤさんだからこそだと思います。

最後に5階は倉庫と更衣室という構成です。

− 特に従業員の方から評判の良いスペースはありますか?

天河 真介氏:やはり食堂ですね。 ランチの時間だけでなく、飲み会や女子会など、さまざまなコミュニケーションの場として使われています。広々としたキッチンがあるのも嬉しいですね。料理好きな人が自慢の料理を振る舞い、従業員の家族も招いてパーティーをしたこともありますよ。食堂から従業員の笑顔がたくさん生まれるようになりました。

− 新工場が従業員の方からも愛されているようでとても嬉しいです。ちなみに、移転にあたって反対の声はなかったですか?

天河 弘典氏:慣れ親しんだ工場を離れることに対して「寂しい」という声はありました。しかし、新工場のパースを職場に飾り、みんなで「楽しみにしている」というムードの方が強かったです。引越しの作業はお盆期間中にも関わらず、全員が協力して手伝ってくれました。そして、新工場では誰もが以前よりも快適に仕事をしているようで、移転をきっかけに退職した人は1人もいません。

− 従業員の方が誰も辞めていないのはすごいことですね。移転前から働く人への配慮があり、良い関係性ができていた証だと思います。最後に、改めて新工場へのご感想や、工場の建設を検討している企業経営者の方に向けてアドバイスがあればお聞かせください。

天河 真介氏:タカヤさんは提案の段階から、建設に関しては素人である私たちにもわかりやすく施工後の環境をイメージさせてくれました。同時に、機能性だけでなく、外観や内観にも徹底的にこだわってくださり、総じて「デザインの力」を強く感じました。ありがとうございます。

三阪 昇氏:「建物の日影制限があるなかで床面積を2倍にしたい」「縦長の構造でも作業の効率や快適性を向上させたい」「外観にもこだわりたい」など…今回はかなり難しい要望をいくつも出しましたが、タカヤさんはクリエイティブな提案で全て叶えてくれました。不可能を可能にしてくれたことに、心から感謝いたします。

天河 弘典氏:タカヤさんは働く方の人柄もとても良いと思います。盛岡の本社にお邪魔した際、真心でおもてなししていただいたことは忘れられない記憶です。そして、若い方が活躍するエネルギッシュな雰囲気もいいですね!契約後もお付き合いができるような企業さんとの出会いは私たちにとっても財産だと考えています。工場の建て替えとともに、機能面だけでなく、職場の雰囲気や働きやすさなど、組織の“内側”までより良くしたいと考えている経営者さんは、ぜひタカヤさんにご相談してみてはいかがでしょうか。

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