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工場の改修・改善

工場の外壁塗装の「色」選びのポイントとは?定番色ごとの特徴も紹介

工場の外壁塗装は見た目を整えるだけでなく、機能性や安全性、企業イメージの向上にもつながる重要な要素です。特に色の選定は、工場の運営や従業員のモチベーションにまで関わるため、十分な考慮が必要となります。
しかし、「どの色を選べば良いのか?」と悩む方も多いのではないでしょうか。そこで本記事では、工場の外壁塗装の色選びのポイントや定番色、色ごとの特徴などを詳しく解説していきます。
この記事を読めばあなたの工場に最適な色がきっと見つかるはずです。ぜひ最後までご覧ください。

工場の外壁塗装で「色」にこだわるべき理由

工場外壁の色選びには、建物の機能性や企業としてのイメージ、安全性の確保など、さまざまな目的が関わります。

ただ色を決めるという単純な作業ではなく、塗る色により実際に得られる多くのメリットが存在するのです。以下では、色にこだわるべき具体的な理由を3つの観点から説明します。

機能性向上のため

外壁塗装に使用する色や塗料は、工場内の環境を快適に保つために大きな役割を果たします。たとえば遮熱性能の高い明るい色を選ぶことで、屋根や外壁に降り注ぐ赤外線を反射し、建物内部の温度上昇を最小限に抑えることが可能です。

同時に、断熱性能を向上する素材や技術の組み合わせにより、冬季には室内の暖かさを保つ効果も期待できます。

これにより、省エネや光熱費の節約も可能。環境にも優しい選択ができます。また、夏場は熱中症を防ぐ環境が作られ、作業効率の向上や従業員の健康や安全にもつながるでしょう。

このように、塗料や色選びは機能性や快適性を高める要素としてとても重要なものなのです。

安全性・視認性向上のため

工場は、様々な危険が潜む場所です。そのため、安全性に対する配慮は欠かせません。外壁の色を選ぶ際、例えば危険箇所を分かりやすくするために、特定の色を使用したり、視認性の高い反射材を混ぜ込んだ塗料を使用したりすることができます。

また、夜間の視認性を高めるために、明るい色を選ぶことも効果的です。これらの工夫によって夜間や悪天候時でも建物が目立ち、作業中の事故防止、安全な職場環境の実現、周辺住民との安全な共存に繋がります。

さらに、劣化した外壁は建物の老朽化を促し、雨漏りや滑りやすい床などのリスク要因となり得ます。その点においても、適切な塗装メンテナンスによって環境を改善することで整理整頓が進み、工場全体の作業効率や美化意識が向上するでしょう。

結果として、労災のリスクを低減させ、従業員が安心して働ける環境をつくることができるのです。

企業・ブランドイメージアップのため

工場の外壁は、企業の「顔」とも言えます。つまり、外壁の色は企業のイメージを左右する重要な要素の一つです。

例えば、企業のブランドカラーに合った塗装を施すことで、ブランドイメージを統一し、企業の認知度を高めることが可能。また、汚れがつきにくい低汚染性の高い塗料を選ぶことで、きれいな状態を維持しやすく、清潔感や信頼性を長期間にわたり維持することが可能です。

外観がすっきりとしている工場は、近隣住民や取引先に良い印象を与え、企業と地域社会との良好な関係を築くきっかけにもなるでしょう。

従業員のモチベーション向上も含め、外壁塗装の色選びは工場運営において戦略的な意味を持つのです。

工場の外壁塗装の「色」選びのポイント

工場の外壁塗装において、最適な色を選ぶには慎重な検討が必要です。

ここからは、色選びにおける重要なポイントについて具体的にご紹介していきます。

種類や用途に合わせる

工場の用途によって、求められる機能やイメージは異なります。そのため、外壁塗装の色は「工場の種類や用途、目的に応じて適切に選ぶこと」が重要です。

例えば、食品工場であれば清潔感を重視し、白や淡い色を選ぶことが一般的。一方、機械工場であれば、耐久性や重厚感を重視し、グレーやダークな色を選ぶこともあるでしょう。

建物の種類や用途に合わせて、最適な色を選択しましょう。周囲に良い印象を与える重要な要素ですから、専門家に相談しながら色選びを進めることが無難です。

汚れが目立ちにくい色を選ぶ

工場の外壁は、風や雨、粉塵などさまざまな環境要因によって汚れが目立ちやすい部分です。そのため、汚れが目立ちにくい色を選ぶことが、メンテナンス頻度を抑える上で非常に重要と言えるでしょう。

例えば、ベージュやグレーなどの中間色は、黒ずみやほこりが目立ちにくく、工場特有の厳しい環境でも比較的綺麗な外観を保つことができます。

ただし、地域や業務内容によっては選ぶべき色も違ってきます。周辺環境や作業の状況をよく考えた上で慎重に色を決定しましょう。汚れを防ぐ塗料や特殊な加工を併用することも選択肢の一つです。

日当たりや風向きを考慮する

工場の外壁塗装を選ぶ際、日当たりや風向きといった自然環境の要因も無視してはいけません。

特に日差しの強い地域では、明るい色や反射率が高い色を選ぶことで、建物内部の温度上昇を抑える効果が期待されます。これにより冷房費の削減につながるといった経済的メリットも得られるでしょう。

一方で、北側や風下に面する部分では、湿気や汚れが溜まりやすくなります。そのような箇所に適した色や塗料を選ぶことが長期間美観を保つ秘訣です。

周辺環境との調和も大事

工場の外壁塗装は、周辺環境との調和も考慮する必要があります。特に工場は住宅地や自然環境に囲まれている場合も多く、その場合には派手すぎない落ち着いた色を選ぶことが望ましいです。

例えば、自然豊かな地域では緑や茶色系の色を取り入れることで、周囲と馴染んだ見た目を実現できます。また、地域によっては景観保護の規則が設けられており、使用可能な色が制限される場合もあります。

そのため、事前に地域の規定を確認しつつ、周囲の環境との調和を考慮し、自然環境や住宅地に適応した色を選択することが重要です。

工場の外壁塗装に使う「塗料」の選び方

工場の外壁塗装では、汚れや経年劣化を最小限に抑え、メンテナンスコストを削減するためには、慎重に塗料を選ばなければなりません。

ここでは、汚れの付きにくさや耐久性、特殊機能、見た目の仕上がり、そしてメンテナンスのしやすさについて、それぞれのポイントを解説します。

汚れが付きにくく、耐久性に優れたものを選ぶ

工場の外壁は、風雨や紫外線だけでなく、排気ガスや工場からの粉塵にもさらされやすく汚れやすい環境にあります。そのため、耐久性の高い塗料の使用が必須です。

例えば、ラジカル塗料、フッ素塗料、無機塗料は15年以上の耐久性が期待でき、汚れの付着を防ぐ性能にも優れています。

一方で、弾性塗料のように柔軟性が高いものは、塗膜が汚れを吸着しやすくなるため、汚れを気にする場合には不向きです。そのため、外観の持続性を重視する場合には、弾性を抑えた種類の塗料を選ぶのが良いでしょう。

耐久性と汚れにくさを両立する塗料の選択が、工場の外壁を美しく保つための基本です。

セルフクリーニング機能付きを選ぶ

外壁の清掃にかかる労力やコストを考慮すると、セルフクリーニング機能を持つ塗料は非常に魅力的です。この種類の塗料として代表的なのが「光触媒塗料」。

この光触媒塗料には太陽光を受けることで化学反応を起こし、汚れを分解する機能があります。この分解機能により、雨水で外壁の表面を容易に洗い流すことができるという仕組みです。

セルフクリーニング機能付き塗料を使用すると、長期間にわたり汚れの少ない美しい外壁を維持できます。また、通常の塗料では頻繁に清掃が必要となる環境でも、メンテナンス頻度を大幅に削減することが可能です。

耐久性と便利さを兼ね備えた選択肢として、セルフクリーニング機能付きの塗料は非常に有効と言えるでしょう。

艶あり塗料を選ぶ

艶あり塗料を使用すると、外壁全体に光沢が生まれ、美しい仕上がりになります。工場の外壁においても、艶があることで清潔感を演出することができるため印象を良くする効果が生まれるでしょう。

また、艶あり塗料は汚れや傷が目立ちにくく、見た目を長期間維持できる点でも利便性が高いです。さらに、艶がある塗料は紫外線を反射しやすいという特性があります。そのため、塗料の劣化を抑え、結果的に外壁の美観や機能性を長期間保つことができる点も魅力です。

ただし、艶の加減によっては光の反射具合が強くなり過ぎることもあるので、立地条件や周囲への配慮も考慮して選定しましょう。

メンテナンスのしやすさも大事

汚れの目立ちやすさを考慮すると、前述した外壁の色選びも重要なポイントとなります。例えば、明るい色は汚れが目立ちやすい問題がありますが、その反面、汚れが早く目につくため、適切なタイミングでのメンテナンスが可能となります。

一方、暗い色は汚れを隠す効果がありますが、気づかないうちに被害が進行するリスクもあるでしょう。そのため、メンテナンスのしやすさを優先したい場合は、外壁の色や塗料の素材だけでなく、塗装後の点検や清掃が行いやすいデザインを意識することが大切です。

また、定期的に外壁の状況を確認し、汚れや劣化を早期に発見して適切な対処を行うことが美しい外観を保つ秘訣です。外壁塗装は一度行うだけでなく、長期間にわたる維持管理の計画が欠かせません。

工場の外壁の定番色とそれぞれの特徴

ここからは、工場の外壁における定番色とそれぞれの特徴について解説します。

グレー・ネイビー系

グレー・ネイビー系は工場の外壁において最も汚れが目立ちにくい色として人気です。特に砂埃や雨だれなどの黒っぽい汚れを目立たなくしてくれる特長があります。

また、周囲と自然に馴染むため、緑豊かな地域や自然環境との調和を意識する場合にも適しています。ただし、濃すぎるダークグレーの場合、かえって目立つ汚れもあるため、適度に明るい色味のグレーを選ぶのが有効です。

シンプルで落ち着いた印象を保ちながらも汚れに強い点は、長期間に渡って清潔感を維持したい工場にとって大きなメリットとなります。

事例①

事例②

事例③

アイボリー・ベージュ系

アイボリーやベージュ系はやや明るめの色調で、多くの工場に採用される定番色でもあります。これらの色は清潔感を持たせる一方で砂埃や埃などが混ざった汚れが目立ちにくい特長も持っています。

加えて日当たりが悪い地域では建物を明るく華やかな印象に見せてくれるため、作業環境や地域との調和を意識する選択肢として有効です。

また、ベージュの持つ自然な温かみは外観を柔らかく見せ、他のアクセントカラーとの組み合わせもしやすいのが魅力です。ただし、汚れが目立たないとはいえ、やはり定期的な清掃やメンテナンスは欠かせません。

事例①

事例②

グリーン系

グリーン系の外壁は、自然との調和が重要視される地域に最適な選択肢です。特に薄いグリーンは、汚れが比較的目立たず、特に湿気の多い場所で発生しやすい苔や藻類といった汚れとよく馴染むため、美観を損なわないというメリットがあります。

さらに、緑は安心感や親しみやすさを与える色とされ、工場の外観を地域社会との共存を感じさせるデザインに仕上げる際に適しています。これにより、自然環境や周辺住民との調和を重視した設計が可能です。

ブラウン系

ブラウン系の外壁色は、赤土や排気ガスなどに由来する汚れが目立ちにくい点でメリットがあります。特に海沿いなどの潮風の影響がある地域や砂埃の舞いやすい環境下では、ブラウン系は非常に有効です。

さらに、その落ち着いた色合いは長持ちしやすい印象をもたらし、建物全体の外観に親しみと安定感を与えます。工場の用途や環境に応じて取り入れることで、機能性に加えて自然なデザイン性もバランスよく実現できるでしょう。

事例①

事例②

ホワイト

ホワイトは清潔感を強調する色であり、外観を非常に明るく見せる効果がありますが、最大の課題は汚れが非常に目立ちやすい点です。特に排気ガスや塵などが入り込む工場地帯では頻繁なメンテナンスが必要となります。

ただし、セルフクリーニング機能のある塗料や高耐候性塗料を採用することで、見た目の美観を長く維持できる可能性もあります。

また、ホワイトは他の色では得られない高級感やクリーンな印象も与えてくれるため、頻繁な手入れが可能な場合には魅力のある選択肢となるでしょう。

事例①

事例②

事例③

ブラック

ブラックの外壁はモダンで重厚なイメージを与えられる一方で、白っぽい汚れや埃が非常に目立ちやすい色です。また、太陽光を吸収しやすいため、夏場は熱がこもりやすいというデメリットもあります。

しかしながら、光触媒塗料を利用することで汚れを雨で落としやすくし、清潔感を保つ工夫も可能です。エネルギー消費の面で課題があるため、環境や用途に応じて選択しましょう。

事例①

事例②

事例③

その他の事例:工場建設・工場建築のファクトリアの施工実績一覧

赤、青、緑などの原色

赤や青、緑などの原色は明るく鮮やかなため、目を引く工場デザインを演出したい場合には有効です。しかしながら、こうした色は汚れが目立ちやすく、色あせも早いという課題があります。

また、鮮やかさが周囲の環境と馴染みにくくなることもあるので、地域や環境によっては不適になる場合もあります。

外壁の色を維持するためにやるべきこと

建物の外壁は日々の環境要因によって徐々に劣化し、色褪せや汚れが目立つようになります。しかし、適正な対応を取ることでその美観を長期間保つことができます。

ここから具体的な方法について見ていきましょう。

定期的に清掃・メンテナンスを行う

外壁の汚れを防ぎ、美しく清潔な状態を保ち続けるためには、定期的な清掃とメンテナンスが不可欠です。外壁は常に紫外線、排気ガス、砂ぼこりなど外部環境の影響を受けており、放置すると汚れがどんどん目立つようになります。

ホースを使って水洗いするだけの簡単な作業で対応できる場合も多いので、手間を惜しまず定期的に実施しましょう。

また、頑固な汚れが見つかった場合は、柔らかい雑巾や専用の清掃剤を使用して優しく拭き取ることをおすすめします。定期的な清掃を行うことで、見た目の美しさが長持ちするだけでなく、外壁そのものの寿命を延ばす効果も期待できます。手間をかけるほど、大切な空間を守れるのです。

外壁の汚れや色落ちがひどい場合は専門業者へ相談

清掃やメンテナンスを行っても汚れや色覆いが著しい場合には、自力での対応を無理に続けるのではなく、専門業者に相談するのが賢明です。特に工場や倉庫などの大型施設では、建物全体を適切に塗装し直したり補修したりするには専門知識と技術が必要となります。

業者選びに際しては、単に価格だけを比較するのではなく、安全性や実績などを総合的に見ることが重要です。信頼性の高い業者は、過去の経験を活かし最適な施工プランを提案してくれます。

特に工場や倉庫などを対象とした経験豊富な業者なら、作業の影響範囲を最小限に抑えつつ、効果的に外壁を修繕できるため心強いパートナーとなるでしょう。

外壁塗装の色にこだわり、大事な工場資産を守りましょう

工場の外壁塗装は単なる見た目の問題ではなく、建物を長持ちさせ、生産性を向上させ、さらには企業イメージを向上させるための重要な要素です。

今回ご紹介したように、外壁塗装の色選びは、建物の耐久性、作業環境の改善、そして企業のブランディングに大きく影響します。しかし、最適な色を選ぶのは容易ではないため専門家に相談することがおすすめです。

私ども【ファクトリア】は、工場建設のトータルブランドサービスとして、建物の構造や周辺環境、企業の理念などを総合的に分析し、耐久性と美しさを両立する配色プランをご提案いたします。

大切な工場資産を守るためにも、外壁塗装でお悩みの方はぜひ一度ファクトリアにご相談ください。

 

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