「危険」はこうチェンジ
CASE 010
【課題内容】
人と物の動線を分け、接触事故を回避
【課題解決内容】
フォークリフトとスタッフの出入口が一緒になっていると、普段から気を付けていても後方に人いたり、物を運んでいる際にフォークリフトからは前方が見にくくなって接触事故が起きる可能性があります。ヒヤリ・ハットの経験はありませんか?重大な事故を未然に防ぐ対策が必要です。
フォークリフトと人の動線が同じで、接触の危険性が
作業動線と入退室動線を分け、接触事故を防止
人と物の動線をきちんと分けて安心安全
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動線分断
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ヒヤリハット
作業動線(物の流れ)と人の入退室動線を分ける事により、接触事故を減らすことができます。動線を分けたことが一目で分かるように床を塗り分け、安全の見える化をすることもおススメします。
工場・倉庫のフォークリフトの動線の改善事例・対策
フォークリフトは物流倉庫、工場、建設現場などで製品や部品、資材などを日々大量に運搬するために用いられています。便利な反面大型の機械でもあるため、使用には最新の注意が必要であり、フォークリフトの作業動線の整備は非常に重要です。
作業動線が整備されていない際のデメリット
フォークリフトは物流倉庫、工場、建設現場などで製品や部品、資材などを日々大量に運搬するために用いられています。便利な反面大型の機械でもあるため、使用には最新の注意が必要であり、フォークリフトの作業動線の整備は非常に重要です。
作業動線が整備されていない際のデメリットは以下の物が例として挙げられます。
事故に繋がる
作業動線が整備されていない事により走行の際に危険が生じたり、人と動線が被っている事によってフォークリフトと人が絡む事故に繋がる可能性があります。現に毎年一定数の怪我や死亡事故が起きていて、フォークリフトによる労災はここ数年右肩上がりに推移しております。大型機械であるフォークリフトは、運転者はもちろんですが周囲の人にも危険を及ぼすものであり、事故の際には重症のリスクが非常大きいです。
無駄が増える
作業動線が整備されていない場合、フォークリフトの移動に無駄なルートが生まれ、無駄な稼働をする事になります。他にも、作業動線が整備されていない事で必要なフォークリフトの台数を見誤り、必要以上のフォークリフトを所有し維持費が無駄にかかってしまう可能性もあります。さらに作業動線が整備されていな状況下では、トラブル防止にも費用や注意が余計に必要になってしまいます。
フォークリフトと人が同じ動線、起こりうる事故やケガ・トラブル
工場や倉庫などで使用することの多いフォークリフトは、非常に便利ですがその反面、大事故を引き起こしやすいとても危険なものです。フォークリフトによる事故は様々ありますがいくつか実際に起きた事例を紹介します。
転落や墜落
フォークリフトごと墜落する事例と、荷台やフォークの上から転落する事例があります。
作業員が巻き込まれる
フォークリフトごと墜落する事例と、荷台やフォークの上から転落する事例があります。
転倒
フォークリフトの転倒や横転によって、運転者が投げ出されてしまい、体を強打したり、車体の下敷きになってしまう事例があります。
他の作業員との接触
フォークリフトと人との接触による事故の他、作業中の人の上に荷物が落下するなどの事例もあります。
これらの事故が起こるのには以下の様な原因が考えられます。
運転操作ミス
運転操作ミスは車の事故と同様に、初心者だけでなく慣れた人にも生じるものです。慣れた時に基本的な確認等を怠る事であらゆる事故を引き起こしてしまいます。
コンプライアンス違反
免許のない運転手による作業や、公道を積荷した状態で走行するなど、法令違反の行為による操作も事故の原因となります。
点検不足、設備不足
始業前点検、定期自主点検、特定自主点検の3つの様に、法令で定められている点検もあります。故障は事故を発生させる原因となることが多く、故障を適切に発見できない事により誘発する事故は少なくありません。
積荷の仕方
作業効率を優先し、パレットを無理のある積み方をしたり、最大重量以上のパレットを積む等する事で、バランスが悪くなり、積荷の落下や車体の転倒に繋がります。
このように、フォークリフトは注意して正しく使えば非常に便利なものですが、誤った使用の仕方をすると命に係わるほど危険なものになります。
危険な作業動線への対策
上記では、フォークリフトに係るリスク等を示しましたが、業種によっては毎日フォークリフトが必要となる業種もあるでしょう。リスクへの対策をしっかりしてフォークリフトと正しく安全に付き合う事が必要です。
フォークリフトの危険な作業動線の対策を挙げていきます。
フォークリフトと作業員の動線を分ける
運転者がどれだけ注意していても、作業範囲に突然他の作業員が入ってきた場合は事故が起きやすくなってしまいます。フォークリフトの通路を明確に分ける事で機械と人の事故のリスクを減らす事ができます。作業動線と人の動線を分けたり、入退口を分ける等が考えられます。
安全確認のためのツールを利用する
フォークリフト専用の、死角や見えづらい部分をカバーできるカメラがあります。上から見下ろした映像をモニターに映すことによって、車両の周囲の状況を確認できたりと、作業におけるリスクを減らすことができます。
指さし確認、呼称等の徹底
作業動線に関わらずですが、指差しによる安全確認や、呼称による安全確認によって、より注意深く丁寧な作業が可能になり、注意不足による事故を減らす事ができます。
フォークリフトの作業動線改善で期待できる改善効果・メリット
上記で上げてきた通り、フォークリフトは使い方次第では危険が伴うものですが、作業動線を改善したりフォークリフト自体を正しく使用する事で、利便性面を初めとして、メリットはたくさんあります。
稼働効率があがる
作業動線を分ける事で、フォークリフトはある程度歩行者を気にせず効率よく動く事が出来ます。また、作業動線を分ける事で、管理もしやすくなるため、管理者にとっても負担が減り、より万全な安全確保ができたり、他の業務に注力出来るといったメリットも挙げられます。
コストカットに繋がる
作業動線を分けて稼働効率や安全性が向上すると、車両の数を減らせたり、車両の修理が減ったり、管理者の負担や数を減らせたりと、大幅なコストカットに繋がるメリットが多く挙げれらます。
従業員のストレスが減る
稼働効率が悪く無駄が多かったり、必要以上の注意を強いられる現場では、従業員にとってストレスが絶えない職場となってしまします。作業動線を分けて効率や安全性が向上すれば、これらのストレスが減り、現場の士気が高まり、さらなる効率向上に繋がります。
以上のように作業動線を分ける事で、効率性と安全性、そしてそれに伴ってコストやモチベーション面でメリットが生じます。
工場・倉庫のフォークリフトの作業動線の改善についてお気軽にご相談ください
弊社の工場・倉庫の建設実績の中で、フォークリフトを使用する工場・倉庫も少なくありません。工場・倉庫の建設にあたって、フォークリフトの事、作業動線の事で不安や疑問をお持ちの方はぜひ一度、弊社にお気軽にご相談ください。