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工場建設・工場建築のファクトリアTOP > 工場・倉庫の改善事例ケースブック > 「その他」Case02 古くて薄暗い食堂を、カフェのような心地よい空間へ

「その他」はこうチェンジ

CASE 014

【課題内容】
古くて薄暗い食堂を、カフェのような心地よい空間へ

【課題解決内容】
ランチタイムは仕事の間の楽しみの1つです。いくら美味しいものを食べても、食べる空間がタバコ臭かったり、薄暗くてはリフレッシュできません。また作業場での生産性ばかり重視して、休憩する空間は二の次と陽が差し込まない薄暗い場所に食堂を作ってはいませんか。食事をすることは、活力とスタッフ同士のコミュニケーションを生む大切な行為です。食堂のあり方を見直しましょう。

BEFORE...

薄暗い休憩室やタバコ臭い食堂ではリラックスできず、コミュニケーション不足に

カフェ風のオシャレなデザインでコミュニケーションが生まれる食堂へ

  • カフェテーブル

  • カフェカウンター

大手企業ほど食堂を重視する傾向があります。食堂はただ食事をとる空間ではなく、スタッフ同士のコミュニケーションを生む空間であり、おいしく食事をとることで午後の活力をチャージするための空間です。新卒学生や女性スタッフが職場の魅力の1つとして社員食堂に注目していることもあり、雇用を集めるためにも食堂はオシャレなカフェのような心地よい空間をご提案します。

工場・倉庫の食堂・休憩室の改善事例・対策

食堂や休憩室は、工場で働く従業員にとって非常に大切な空間です。長時間の労働の場合、しっかり休憩を取ることで、作業のパフォーマンスも向上します。

食堂や休憩室が快適でない際のデメリット

食堂や休憩室は、工場で働く従業員にとって非常に大切な空間です。長時間の労働の場合、しっかり休憩を取ることで、作業のパフォーマンスも向上します。労働基準法第34条では、労働時間が 6時間を超え、8時間以下の場合は少なくとも45分 8時間を超える場合は、少なくとも1時間の休憩を与えなければならない、と定めています。食堂や休憩室が快適な空間ではないとしたら、従業員にどういった影響を与えるでしょうか。

作業の安全性の低下

リラックスできない休憩室では、十分な休憩を取ることができません。作業の疲れが残ったままでは集中力が切れやすく、作業中の事故のリスクが増加します。夜間や早朝作業の場合、休憩室で仮眠する従業員もいらっしゃいます。休憩時との切り替えができないまま作業に戻ってしまうことで、つい・うっかりといったヒューマンエラーの可能性が高まります。

従業員のストレス増加

十分な休憩が取れないことは、従業員にとって大きなストレスです。食堂や休憩室が快適でないことは、身体的なストレスはもちろん、精神的なストレスにもかかわります。近年では女性や外国人といった多様な性別・年代の人が出入りするようになり、各々のプライベートを考慮した休憩室や食堂が求められます。しかし多くの場合は、男性目線の、昔ながらの休憩室が残っており、女性や外国人にはリラックスしづらい環境となっています。

コミュニケーションの低下

快適な休憩室や食堂は従業員どうしのコミュニケーションを創出します。狭い、汚れた休憩室では一度に入室できる人数も限られ、新たな会話が生まれにくくなってしまいます。従業員のわずかな体調の変化などに気付くのは、休憩室の何気ない会話であることも少なくありません。コミュニケーションの創出は、工場内の人間関係の良化だけでなく、従業員の安全にも関係するのです。

コミュニケーション不足で起こりうる事故やケガ・トラブル

管理者と作業員、あるいは作業員同士が十分にコミュニケーションを取り合わなければ、どこにどんな危険が潜んでいるか適切に把握できず、重大な災害につながる可能性が高まります。世代が離れていたり、持ち場が違ったりすると、コミュニケーション不足になりがちです。同時に集まることのできる休憩室や食堂がもっとも活発に会話が生まれる場になります。

工場の仕事にはコミュニケーションが必要ない、と考える人もいますが、実際にはそうではありません。前述したように、従業員が適切なコミュニケーションをとることで、相手の体調不良に気づけたり、作業の危険を察知できることもあります。下記のような事故やトラブルは、コミュニケーションの機会が十分に取られていない会社で多く見られます。

・誰にも質問できず、分からないまま作業して事故を起こす。

・危険に感じた事例を誰にも共有できず、何度も同じ場面が生まれる。

・自分から体調不良を言い出せず、不健康なまま作業する。

・正しい指示が間違った伝わり方をして事故につながる。

・自分が他人にどう思われているか不安になり、出勤が怖くなる。

こういったトラブルを回避するためにも、工場における食堂や休憩室の環境整備は常に必要なのです。

タバコ臭く薄暗い食堂や休憩室への対策

それでは、具体的にどういった方法で過ごしやすい食堂や休憩室の環境を整えればよいのでしょうか。

古くから全くリフォームの行われていない休憩室や倉庫の中には、喫煙を可能としていた時代の臭いが染み付いているケースも多いと言われています。この汚れや臭いはタバコに含まれるタールが原因ですが、これは一度部屋の壁紙に付着してしまうと落ちづらく、臭いも消えません。まずはホームセンターなどに市販されている重曹や炭酸ソーダで雑巾がけしましょう。臭いが気になる場合は、消臭剤などの使用も効果的です。薬品を使用して掃除を行う場合は、十分な換気をしながら作業しましょう。また、壁紙の材質によっては使用が好ましくない薬品もあります。それらが不安な場合は業者に依頼して、壁紙を張り替えてしまう、というのもひとつの手段でしょう。

従業員の休憩に使用される部屋の多くは、精密作業をするわけではないという理由で薄暗い照明が使われていることもあります。休憩室の場合、単純に照度が強い照明であればいい、ということはありません。照明には電球色、昼白色、昼光色の3色があり、それぞれの色によって気分も変化することが分かっています。

電球色の照明は、人を暖かくゆったりとした気分にしてくれます。寝室や家族が集まる居間、お風呂場などの部屋に設置するのがおすすめです。

昼白色は自然光に近い色合いのため、どの部屋に設置してもよく合う色と言えるでしょう。また、太陽光にも近い色合いであるため、人を明るく活発な気分にしてくれます。そのため、子供部屋やリビングなど人が活発に活動する場所に適しています。

昼光色はやや青みがかった白色の照明のことを指します。昼光色の照明に含まれる青色は、人を冷静な気分にさせ、集中力を高めてくれる効果があると言われています。休憩室でも仕事を行うような場面がある場合は、昼光色が向いていると言えるでしょう。

食堂や休憩室をどのように使いたいかに合わせて、照明の色や照度を調整しましょう。

食堂や休憩室の設備リニューアルで期待できる改善効果・メリット

食堂や休憩室をリニューアルは、その規模にもよりますが大きな金額がかかります。それによって、どういったメリットが得られるかを考えてみましょう。

事故やトラブルのリスク軽減

前述したようなコミュニケーション不足による事故のリスクは、大きく軽減されるでしょう。明るく、会話が生まれる環境では、従業員が互いに声を掛け合い、危険を見逃さない体制づくりが可能です。快適な休憩によって、集中力を維持し、作業の効率化も望めます。

従業員の定着率向上

綺麗な食堂や快適な休憩室は、従業員のモチベーションアップにつながります。工場で働く従業員の離職理由のひとつには「職場環境が悪い」という項目が挙げられています。生産ラインについては生産する製品や使用する機械の都合上、環境を変化させることが難しいのが実情です。比較的改善しやすい休憩室や食堂のリニューアルによって、社員の定着率を上げることが可能です。

企業のイメージアップ

近年、食堂をカフェ風にデザインしたり、休憩室にコワーキングスペースを設置する企業が多くみられます。これには社員の労働環境の向上はもちろん、企業のイメージアップの意味合いを含んでいます。お客様にも使用いただけるような休憩室にすることで、会社をより知ってもらうきっかけづくりになるからです。

 

これらは人員募集時のアピールポイントとして掲げることができます。昨今課題となっている人員不足についても、設備のリニューアルによって解決できると考えられます。

工場・倉庫の食堂や休憩室の設備改善リニューアルについてお気軽にご相談ください

当社がご提案する「ファクトリア」は、設備や動線計画といったハード面だけではなく、明るくおしゃれな社員食堂など、スタッフのモチベーションアップまで考えた提案をするちょっとユニークな工場建設ブランドです。これまで施工させていただいたお客様の多くは、今回取り上げた食堂や休憩室の環境整備にこだわりを持ち、様々なご要望をいただきました。お打ち合わせにはインテリアコーディネーターが同席し、イメージを具体的なカタチしていきます。これまでの施工実績はこちらのページからご覧いただけます。食堂や休憩室のリニューアルという、少し変わった視点で工場建設を考えてみませんか?