「危険」はこうチェンジ
CASE 011
【課題内容】
すべりにくい床材の採用で転倒や二次災害を防ぐ
【課題解決内容】
水や油を扱う作業場内は床が滑りやすく、作業員も足を滑らせて危険です。場合によっては機械に巻き込まれたり、作業中のスタッフや資材への接触で二次災害を招く危険性も。また、清掃時にも水は欠かせないので、作業中、清掃中ともに転倒の危険があります。
水や油で床が滑りやすい作業内では転倒の危険性が
防滑素材の床材やフォークリフトの走行でも摩耗しにくい床材の採用で安全に作業が可能
防滑仕上げで作業に専念
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防滑仕上げの床
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摩耗しにくい床材
作業場内の床材には防滑素材を採用。作業員が安心して作業に専念できる環境となります。また、フォークリフトが走行しても摩耗しにくい床材をご提案します。
工場・倉庫の滑りやすい床を改善
工場や倉庫の環境では、作業効率と安全性は非常に重要です。しかし、滑りやすい床面は、労働者や設備にとって潜在的な危険をもたらすことがあります。この問題を解決するために、滑りにくい床の改善方法について考えてみましょう。
工場・倉庫の床に潜むトラブル
床面が滑りやすい場合、従業員が転倒しやすく、けがをする可能性が高まります。特に湿度の高い環境や油や水がこぼれやすい場所では、この問題が顕著です。滑る原因には床材の摩耗も考えられます。高い歩行量や重い機器の使用により、床材が磨耗することがあります。事故や作業の遅延を引き起こすだけでなく、機械の修理や交換にかかるコストを増加させる可能性もあります。
工場・倉庫の滑りやすい床を改善
この問題を解決するために、滑りにくい床の改善方法について考えてみましょう。
⓵床材の選択
最も基本的な改善策は、滑りにくい床材を選択することです。例えば、ゴム製の床材や滑りにくい加工が施されたコンクリート床は、摩擦力を向上させ、滑りやすさを軽減します。床材の選択は、環境や使用目的に応じて検討することが重要です。
②定期的な清掃と保守
床の滑りやすさを維持するために、定期的な清掃と保守が欠かせません。油や脂肪のしみ、ほこり、汚れが床に付着すると、滑りやすくなる原因となります。定期的な清掃と床のメンテナンスを行い、滑りやすさを確保しましょう。
③適切なラベリングと警告
滑りやすいエリアや危険な場所には、適切なラベリングと警告シンボルを設置しましょう。これにより、作業員や訪問者に対する警告が明確化され、安全性が向上します。
④正しい靴の着用
労働者に対して、適切な安全靴の着用を義務付けましょう。安全靴は滑りにくいソールを備えており、足元の安全を確保するのに役立ちます。
⑤床に滑り止めマットの使用
特に湿った環境や特定の作業エリアでは、滑り止めマットを設置することを検討しましょう。これらのマットは床面の滑りやすさを軽減し、作業者の安全を向上させます。
⑥作業環境の改善
床の改善だけでなく、作業環境全体を見直すことも重要です。明るい照明や適切な通風設備、清潔な環境は、作業者の安全と快適さを向上させます。
⑦トレーニングと意識向上
労働者に対して、滑りやすい床に注意を払い、適切な歩行技術と注意を促すトレーニングを提供しましょう。安全に関する意識向上プログラムも実施することで、事故を減少させることができます。
工場・倉庫の床を改善するメリット
床の改修により、滑りにくく安定した床面を確保できます。労働者や訪問者が転倒やけがをしにくくなり、作業環境の安全性が向上します。これにより、労災事故や関連するコストが削減されます。また、設備や機器のスムーズな移動が可能になり、物流や生産プロセスの効率が向上します。床面の均一性を確保することで、作業員の作業効率も向上します。清掃が容易になり、油や脂肪、化学物質などの汚れが床に浸透しにくくなります。これにより、衛生維持が向上し、環境に対するリスクが軽減されます。
工場や倉庫の床を改修することは、総合的なパフォーマンスの向上に貢献します。安全性、効率性、環境への配慮を考慮に入れ、計画的な改修を行うことが重要です。
工場・倉庫の床の改善についてお気軽にご相談ください
工場・倉庫の床に不備があることは、従業員の事故の危険性が高まるだけでなく、作業効率の悪化にもつながります。設計段階から作業工程をふまえたうえで、最適な床材を選定することが重要です。摩耗による劣化や作業環境の変化など、事故の可能性が認められる際には、なるべく早急に専門業者へ調査を依頼しましょう。
ファクトリアでは様々な業種の工場を設計・施工した実績に基づいてその会社にあった工場づくりをご提案しています。床のご相談についても是非お気軽にご相談ください。